伸ばせるものは何でも伸ばしてあげたいと思う親心
でもなぜかできないことばかりに目が行く…
これもまた親心ですよね。
ここでは、子どもの一番の味方、一番の理解者でありたいと思っているけど
難しい…うまくいかない…と思っているお母さんやお父さんが視点をすこーし変えて
わが子の良さを見つけ、強みにしてあげられる方法を考えてみたいと思います!
苦手を克服させない!
十人十色の私たち。苦手も得意も一人一人違います。
わが子には「なんでもできる子」になってほしいと思っていませんか?
そんな人はいません!!
一見そう見える人はいるかもしれませんが、どんな人にも苦手なことやできないことがある。
そんな一人一人の得意なことやできることが集まって世界ができています。
大きな影響力を持った人ばかりに注目してしまうけど、その人を支える誰かが必ずいますよね。
そんな綺麗ごとが聞きたいんじゃない!!って思うかな…私は思ってた!
では、完全無欠人間を目指して子どもを育てようとするとどうなるでしょうか?
苦手なこと、嫌いなことの訓練を強いられ、心は置いてきぼり。
もっともっとと求められ、自信をどんどん失います。
厳しさや否定からでは愛情を感じることができず、親の顔色をうかがうばかり。
お友だちにも厳しさや否定をそのまま発揮。
愛に飢えて問題行動が増えるか、自分を押し殺す術を学びます。
少し極端な話になってしまいましたが、この子は幸せではなさそうですよね。
“苦手”や”できない”を否定して頑張らせようとするのは子どもの為ではないんです。
親にとっては、期待と「きっとできる!」という確信があってのものかもしれません。
そうであればなおさら、”今”に拘らず、この子のタイミングでいつかできればいいね~♪
というスタンスをとれるのではないでしょうか。
できないことを問題視しているのは親だけ
できないことを無理に頑張らせちゃいけないってことはわかったけど…
うちの子はできないことだらけで…って思っていました!
実はできる、できないって大した問題じゃないんですよね。
よくある悩みのスプーンやお箸、トイトレや、お着換えなどの生活系。
身体能力的なことでもよく悩むし、文字読みなどの知育的なこともすぐ悩む。
でもこれ全部、時期が来たら解決するんですわ~!
あんなに悩んでいたのがウソみたい!と思う日が意外と近いうちにくる。
そして、それらができない時期の子どもって困ってますか?って話。
親だけでしょ?
大人の基準や、周りと比べて困っているのは親だけ!
子どもは子どものペースで育っていくんですよ。
子どもが大きくなればなるほど、他の子との差が気になるようになるんだけどね。
忘れないでほしいです。
子ども自身が困っていたり、できるようになりたいと思っていれば、それもまた勝手に身につけていく。
できるようになりたいと思えるようにアプローチしたり、そういう環境に連れていくことぐらいしかしてあげられることはないんですよね…
なんて無力なんだ…
子ども自身がしたい!できたい!と思わないことには何も始まらないんです。
自分に置き換えてみて
自分に置き換えてみるとどうでしょう?
そろそろ年頃なんだから結婚したら?
もういい歳なんだから子どもを産んでおかないと…
というように、年齢という枠に当てはめられても苦しいだけですよね。
お料理が下手だから、お料理教室いってきな!
最近太ってきたから毎日走りなよ!
スキルが足りないからこの講座受けてね!
なーんて
「あなたのことが大切だから言ってるんだよ!」
「あなたの将来のためだよ!」
って愛を大義名分のように振りかざして言われても…
逆に不信感!イヤでしかないわ!って思いませんか?
大切なわが子にはこんなこと言いたくないな~と思ってもらえると、できないことへの見え方も、少し違ってくるんじゃないかな♪
できないことの反対のことはできる!
できないことがあったとして、その反対を考えてみる癖をつけるとその子の良さが見えてきます!!
子どもたちをネガティブな言葉で評価してしまう時は、その反対側にはどんなポジティブな面があるのかを考えてみてください!
いくつか例を挙げてみました!
●落ち着きがない ➡ 興味津々!
●うるさい ➡ 元気いっぱい
●おとなしい ➡ 周りをよく見ている
●遅い ➡ ゆっくり・丁寧
●せわしない ➡ 頭の中にいろいろな考えがある
●ふざける ➡ 楽しませるのが好き
●甘えん坊 ➡ 助けを求められる
●頑固・我が強い ➡ 自分の意思がしっかりある
●怖がり ➡ 慎重・想像力がある
●意見が言えない ➡ 相手の事を考えている
●言うことを聞かない ➡ 自分のしたいことがわかっている
●流されやすい ➡ 柔軟性がある
●適当・おおざっぱ ➡ 小さなことを気にしない・おおらかさ
●動揺しやすい ➡ 計画性を重視する
●人見知り ➡ 相手を見極められる
●わけがわからない ➡ 芸術肌・天才肌
こんな風に、見方を変えるとその子の良いところが見えてきませんか??
ぜひポジティブ変換を癖にしていきましょう!
おわりに(反省)
私を含め、親ってのは本当に身勝手なものです。
赤ちゃんの頃はよく寝る子でラッキー!と思っていたのに、今は早く起きて!と言うし、
小さいころから大人しくてくれたから、ゆっくりカフェでお茶できたのに、入園後にはもっと自己主張してほしい!と言い出す。
どこで何をするかで良いことも悪くとれるし、その逆もまたしかりです。
わが子をどう捉えたいでしょうか?
苦手を克服させよう、子どもを変えてやろう!とせず、もっと広い視野で見てあげたいものです。
長い人生において、それが重要かどうか!も考えてみるといいかもしれません。
もし一人ではポジティブ変換なんて無理!と思ったら遠慮なくコメントまたはお問合せからメッセージください!
一緒に考えてみましょ!その子だけの魅力が見えてくるかも♡
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